芸術の秋…仮想空間で絵を描く“Tilt Brush”をプレイ

— 2016年9月20日

今年の4月にリリースされたVRアートツール・Tilt BrushをHTC VIVEでプレイしてみました。

Tilt BrushはGoogleによる開発で、毎年優れたUnity製プロジェクトに送られるUnity Awards 2015では「ベスト・VRエクスペリエンス賞」に輝き、VR作品のアワードイベント・Proto Awards 2014では「Best GUI賞」などの賞を得ています。

社内でHTC VIVEを購入した際に、特典としてついてくるコードを入力することで無料でダウンロード出来ました。
右手はブラシ、左手はパレット・ツールその他機能もろもろ…という感じで仮想空間に絵を描いていくのですが、ブラシの種類が30種類ほどあるので絵が描けなくても、ブラシの試し書きだけでも楽しめます。

右手のコントローラーのトリガーを引きながら描いていくのですが、普通にPC上で絵を描くのと違って奥行きがあるので、目の前でうまく描けても周りをまわってみると何だかわからない絵になっている…ということもありなかなか難しいです。

▲試しに雪だるまに装飾してみました。THE素人という感じですね！（背景はその他に星空や宇宙空間、マネキン、銅像を置く台のようなものなど何種類か選べます）
自分で描いたものをキャプチャすることもできますし、描いたデータの保存・呼び出しもできます。
星のブラシで描くとその星が瞬いたり、炎のブラシだとその炎が揺らめいたり…などなどいろんなギミックがあり線を引くだけでも楽しかったです。

VIRTUAL ART SESSION
https://virtualart.chromeexperiments.com/#/artists

▲海外アーティストによるTilt Brushでの制作過程動画も公開されています。ドラッグして動かすと制作過程をいろんな角度から見ることができ、作品が出来上がっていく過程は見ていて飽きません。

▲こちらはTilt BrushのHPのキャプチャより。やはりプロの絵は迫力が違いますね！

操作自体は簡単なので、一度やり方を覚えてしまえば誰でも自由に絵を描くことができます。
VRで「空間に描く」という新しいアートの可能性が開けそう。

steamでは¥ 2,980で販売しています。
購入ページはこちら。
言語は英語のみで日本語には対応していませんのであしからず。

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