VRコンテンツに更なる進化をもたらすデバイス

VRコンテンツに更なる進化をもたらすデバイス

先日掲載したVRアトラクション施設の記事の中で、アトラクション内では衝撃や振動を体感できるベストや手の動きを認識するグローブを着用するらしいということをさらっと紹介しました。お金のかかった大規模なアトラクション施設なのでそういうものもあるんだーと思いましたが、よくよく考えるとすごい機器ですよね。4DX映画館(上映中の映画に合わせ座席が振動したり、座席周辺から風や煙・香りが出る体感型映画館)が昨年辺りから日本でも続々オープンし反響を呼んでいますが、これらのVRコンテンツ用の機器をフル装備した日にゃ体感できることに加え、触れる・持つといった干渉が可能。見て・聞いて・触れて・感じることが「リアル」なら、フル装備でVRコンテンツをプレイすることはもはや「仮想」ではないような気がする今日このごろです。それはさておき、開発中のVRコンテンツ用の機器がいろいろあるようですのでご紹介しましょう。

「Hands Omni グローブ」

アメリカ・ライス大学の研究チームが開発中のVR内の物体に触れるグローブ。グローブ内に空気圧で膨らむ装置を内蔵し、触れた感覚も得られるそうです。

「TESLA SUIT」

なんとこちらは頭を除く全身を覆うVRスーツ。VR内で受けた風の圧力、VR内の物体に触れた感触、銃で撃たれた衝撃などを実際の体と同じ箇所に与えることができるそうです。

「Ximmerse社・モバイルVR向けモーショントラッキングシステム」

こちらはステレオカメラで特殊なコントローラーを認識させ、VR内にコントローラーの動きを反映するモーショントラッキングシステム。PCのVRヘッドマウントディスプレイには手などの動きを反映させるモーショントラッキングが組み込まれつつありますが、モバイルVRには現在ありませんので、これが一般販売され普及すればいずれはスマホのVRアプリにも対応するものも出てきたりするかも。

「Holojam」

VR空間内で文字や絵を描くことが出来るVRデバイス。ロサンゼルスで毎年開催されているCGの国際展覧会・シーグラフで展示されていたそうで、今のところ一般販売などの予定はないようですが夢の広がるデバイスですよね。

どれもこれもVRコンテンツで使用するとかなり面白くなりそうなものばかりですが、今後実際に販売が開始されても非常に高額そうで一般人が簡単に購入できなさそうな雰囲気。こういうのを私のような庶民が気軽に手にいれられるようになるまで結構な年月がかかりそうです…。

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