リアルタイム視点が楽しめるVRデバイス

リアルタイム視点が楽しめるVRデバイス

突然ですが皆さん「SIREN」というゲームをご存知でしょうか。もう10年以上前に発売されたPS2用のゲームで、日本的な廃村や廃墟を舞台に”屍人(ゾンビみたいな奴)”から逃げたり応戦したりしつつ探索し脱出するホラーアドベンチャーです。この「SIREN」シリーズの特徴的なゲーム要素の一つに”視界ジャック”というものがあります。屍人を含む他のキャラクターの視界を盗み見る能力でこれを駆使して敵に襲われないようにしたりヒントを得ながらゲームを進めて行くんですが、正にその視界ジャックが数年後には現実にできるようになるのです。

ソニーの最新技術「ジャックインヘッド」
視界2360度を撮影できるカメラがついているヘッドセットを装着した人の視界を専用のヘッドマウントディスプレイで見ることができ、2016年発売予定のPlayStation4用VRデバイス「PlayStation VR」との連動に向けて開発が進んでいる技術だそうです。例えばカメラ付きヘッドセットをトップアスリートなどに身に着けてもらうことで、これまで特殊な技術や能力を持つ人しか見ることがなかった世界を見ることができるようになるわけです。カメラ付きヘッドセットの360°の映像情報がリアルタイムで送られ見ることができるのでCCDカメラやGoProなどで撮影した映像とは違い実体験に近い臨場感を味わうことができそうです。

VRゴーグルドローン「FLYBi」

これは人の視界ではなく空を舞う鳥や蝶の視点を楽しめそうなアイテムです。もちろんただのカメラ付きドローンではなく、専用ゴーグルをかけて頭を上下左右に振るとドローンのカメラがゴーグルの動きにリアルタイムに連動するVRドローンなのです。こちらはクラウドファウンディングで出資を募っている段階で市販はまだされていません。

こういう360°リアルタイム視点デバイスはさらに応用・発展ができそうですね。例えば対戦できるロボットトイに搭載すれば本人が戦っているかのような迫力のある対戦プレイができるようになるし、技術が進歩し小型化できれば野生動物などにとりつけてより詳細な生態調査をおこなったり。それにしても昨今のこういったVRデバイスの進歩を見るたびに夢が広がるな~と感じることしきりです。

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