自宅で気軽にモーションキャプチャー!「Perception Neuron」

自宅で気軽にモーションキャプチャー!「Perception Neuron」

今年3月、アメリカ・サンフランシスコで開催されたゲームデヴェロッパーカンファレンス2015(GDC2015)にて出展されたものの中でひときわ来場者の注目を集めたパーソナルモーションキャプチャー「Perception Neuron(パーセプション・ニューロン)」。
10/3、そのパーセプション・ニューロンの体験イベントが秋葉原で行われ、やはり日本においても注目度が高く大勢の人が来場しました。

モーションキャプチャーとはコンピューターで人間など物体の動きを測定し3DCGのキャラクターにその動きを付ける技法のことで、すでに映画やゲームの映像などに広くつかわれているということは多くの方がご存知でしょう。しかしこのモーションキャプチャーを実際に取り入れ制作を行なう場合、機材を揃えるだけで数百万円かかるため個人で取り扱うのはなかなか難しい代物でした。ですがパーセプション・ニューロンはソフトを含めて約18万円で購入が可能とのことで個人又は小規模な制作会社にも十分手が届く上、従来の業務用のモーションキャプチャーに比べてそこまで性能に遜色なく(ハリウッド映画で使われるような超高性能のものに比べたら劣るかもしれませんが…)セットアップも非常に簡単なんだそうです。

また、トラッカーを決まった場所につける必要はなく、データを取りたい部分だけに装着すればそこの動きだけをキャプチャーでき、指の動きだけ取りたい場合は指のみに装着、もちろん全身に装着すれば全身の動きをキャプチャーできます。ニーズに合わせ思い通りに設計できる仕様になっているのです。

さらに特筆すべき点は、リアルタイムアニメーションソフト「iClone6」を使い3DCGキャラクターに即時にモーションを反映させることができる点です。

パーセプション・ニューロンをVRデバイスとして用いることでVRゲーム内のキャラクターに自分とほぼ同じ動きをさせることが可能となるそうです。VR内で迫ってくる障害物をユーザー自身がジャンプしたりしゃがんで避ける、敵を実際にパンチやキックを放って倒す、といったようなことが出来るようになりそうです。TVゲームのし過ぎで全身筋肉痛だ!なんて日が来るのも案外近いかも。

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