温度を感じ取るVR?!“HaptX Skeleton”

温度を感じ取るVR?!“HaptX Skeleton”

前回の記事で触感と連動したVRコントローラーが多く開発されている中で、さらに温度が感じ取れるようになったらリアルさは完璧なのでは?と書いていましたが、まさにそれ!というものが公開されていました。
蝶の羽の感触からパンチの衝撃まで、はたまたコーヒーのぬくもりから雪玉の冷たさまでの感覚を作り出す!という体感入力デバイスを用いた全身スーツ・「HaptX Skeleton」です。

 

 

AxonVR社開発のHaptX Skeletonに用いられている触覚技術デモの映像がこちら↓

箱のようなものに片方の手を差し込んで、もう片方の手でコントローラー(HTC VIVIEのもの)を使ってバーチャルの手のひらの上にさまざまなオブジェクトを配置していくというもの。仮想物体の触り心地、形状、動作、振動、温度を感じることができます。この箱には空気圧の動きによってVR内での触覚や温度を再現するというシステムが組み込まれています。これによって仮想物体でも氷は冷たく感じ、リンゴは重さと表面の丸い形がはっきりと…などなどを感じ取ることができます。

また、ちっちゃいシカを手のひらに乗せると、脚の動きと連動して接触を感じることができるというのです!触感が無いのと比べて、そこに「いる」ということがよりリアルに感じられます。映像を見てわかる通り、体験者は大興奮ですね!
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そしてこのシステムを用いたものが「HaptX Skeleton」というもので、外部骨格&VRスーツを装着し、四肢全体での歩行運動や触覚のフィードバックを可能にします。映像にもある通り、自分の足を使って仮想の階段を上ったり下りたりする感覚も得ることができます。ゲームに使われるだけでなく、医療の分野やスポーツの分野への導入も期待されています!
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う、浮いてる…

▼紹介動画

ますます現実に戻れなくなりそうで、現実がどこだかわからなくなっちゃいそうですね。笑

AxonVR社のHPはこちら

触感・温度と来たら次は嗅覚?どんどん広がるVRの世界から目が離せません。

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