VRでいろんな人とオンラインプレイ!“REC ROOM”

VRでいろんな人とオンラインプレイ!“REC ROOM”

HTCVIVEのアプリケーションで「REC ROOM」というものが無料で公開されていたので、プレイしてみました。
コミュニティ機能のついたプレイルーム的なVRアプリケーションで、マイクとスピーカー(イヤホン)をつければ会話が可能です。
自分で要素を組み合わせて自分だけのアバターを作って、いろんなゲームで遊ぶことができます。

 

 

「REC ROOM」
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ボイスチャット機能付きなのでマイクやスピーカーをつける必要があります。
やってみると英語やヨーロッパ語圏の人がほとんどで何を言っているかほとんどわかりませんでしたが…遊びが主なのでノリとジェスチャーで乗り切り、そこまで不便には感じませんでした。(イラスト当てゲームなど、マイクの使用が必要なゲームもありますが、簡単な英単語さえ理解できれば特に問題はなさそうです。)
基本的にアバターの顔がニコニコしているので、あまり別のプレイヤーに気分を害されることもなく終始楽しい気分でゲームが出来ました。

それぞれのゲームルームに入るとゲームをプレイしている人もいれば、観戦を楽しんでいる人もいるので、自分の気分に合わせて楽しむことができます。

ゲームルームに入らなくても、プレイルームに落ちているものをあれこれ拾って遊ぶこともできるので、そこらじゅうでいろんな人が入れ代わり立ち代わり入ってきてボールを投げたり、ラジカセを持って振り回したり、ダーツを頭に刺したり…とはちゃめちゃで十分楽しい空間になっていました。
知らない人とプレイするのも楽しかったですが、友達同士でやるのも面白そうです!

ミュートなどの機能もあるので、一人で遊びたいたいときに活用できます。

REC ROOMのsteamページはこちらhttp://store.steampowered.com/app/471710/?l=japanese

▼REC ROOMは遊びが主でしたが、ほかにも現在発表されているVRを使ったバーチャルコミュニティを一部リストアップしてみました。

◆AltspaceVR
【Gear VR】アバターで話し、一緒に遊び、動画を見る。注目のVRアプリ『AltspaceVR』
http://www.moguravr.com/altspacegearvr-release/

◆Facebook
Facebook、仮想現実内の表情も変わる似顔アバターや体験共有機能のプロトタイプを披露
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1610/07/news060.html
http://shiropen.com/2016/10/07/20220

◆VRChat
VRコミュニティプラットフォームのVRChatが$1.2Mの資金調達
http://pygmaliondays.hatenablog.com/entry/2016/10/06/200500

◆Veeso(開発中)
アバターの表情を豊かにするVRヘッドセット「Veeso」–目や口の動きを反映
http://japan.cnet.com/news/service/35086233/

◆Daydream Labs
Daydream Labs: 仮想現実(VR)内でのコミュニケーション
https://googledevjp.blogspot.jp/2016/06/daydream-labs-vr_27.html

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余談ですが、VRコミュニケーションの開発が広がりつつある中で、こういった場で起こりうる問題である「バーチャル空間でのハラスメント」というものが最近では挙がってきているので紹介します。
VRの発展により、VRを使ったコミュニケーション内で「オンラインハラスメント」もしくは「VRハラスメント」と呼ばれる行為が増えるのではないかといわれていて、VRでリアルに感じる分実際に現実で感じることと大差なく印象に残り、大きく心を傷つけられることになるという内容です。


オンライン空間で進む性の多様化。一方でVRハラスメントの危険性もhttps://www.fuze.dj/2016/09/vr-harrassment.html


ハラスメントを見越した開発側の対策として、パーソナルスペースを設けて必要以上に近づくとアバターを非表示にしたりする、などといったものも講じられています。
自分の顔や本名が見えないからといって、なんでもしていいわけでは決してありません…。最低限の節度をもって楽しみたいものですね。

手紙・電話・メール・チャットと時代は進み、情報伝達手段はどんどん人と人との距離を縮めています。遠隔で人とコミュニケーションをとる際に、VRを使うことが当たり前になる世界はもうすぐそこなのかもしれません。

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