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被災地大槌町の未経験者がiPadアプリを制作・公開、関西大学などが研修支援


社団法人 KAI-OTSUCHIは2013年1月20日、iPadアプリ「インディアンの森」(写真1)をリリースした。被災地である岩手県大槌町のアプリ制作未経験の3人が、関西大学や支援企業によるアプリ作製研修を受けて作成した電子書籍だ。

KAI-OTSUCHIは、関西大学と大槌町による東日本大震災からの自律的復興支援プロジェクトSHIP(Sledge Hammer Inspiration Project : 「すすめ!大槌プロジェクト」)から生まれた社団法人。SHIPは大槌町にIT人材を育成して雇用を創出することを目的としたプロジェクトだ。KAIには「会」「海」「櫂」の意味が込められている。

2012年7月に関西大学と大槌町が連携協力協定を締結し、同年8月より大槌町の公民館でスマートフォンアプリの研修を開始。アーティフィス、アプリルの2社が無償で協力した。関西から講師が赴いての研修(写真2、写真3)、eラーニングでの研修、Skypeでの面談(写真4)などによる4カ月間の研修の成果としてリリースしたのが今回の「インディアンの森」。作成した研修生3人、川崎好貴氏、平舘豊氏、三浦理恵子氏は、いずれもスマートフォン用プログラム作製は未経験だったという。

本アプリは絵本『インディアンの森』を電子化したもの。著者である森田誠二氏がSHIPに賛同し、イラストを描いた梁川友世氏および出版社である亥辰舎 代表 浅井潤一氏の了解を得て、電子書籍化を無償で許可した。

KAI-OTSUCHIでは、人材育成に続き、地域人材によるIT企業の起業支援、ニアショア開発の地としての大槌町のブランド形成支援を段階的に展開する予定。「IT関連企業を外部から誘致するのではなく、地域住民主体で新たに起業し、その起業が自律的に運営されるまでサポートすることを計画している」(KAI-OTSUCHI)としている。

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